更新 2026年9月9日 · 著者 Sumbat.T

用途別の最適解
届いた時点で整っているディクテーション



一度話して、手直しを省略
BlabbyAIはCtrl+SpaceでWindowsの任意アプリ、Chromeの任意テキスト欄に入力し、教えた語彙どおりに書き、着地前に整形します。週60クレジット無料、カード不要。
音声入力(ふつうディクテーションと呼ばれる)とは、話した言葉が、カーソルがある欄の文字になることです。話すと文字が出て、キーボードには触れません。アシスタントに話しかけることとも、声でPCを操作することとも違います。細かく聞こえる区別でも、違うツールを選ぶと「なぜやりたいことができないのか」と混乱するまで、実感しにくいです。
ディクテーションは入力する
話した内容が、フォーカス中の欄の文字になります。それが仕事の全部です。書き、ボタンを押したり送信したりはしません。
音声操作は動かす
「Chromeを開く」や「保存をクリック」と言えば、マシンが実行します。速く書くためではなく、キーボードやマウスを使いにくい人向けです。
Windowsはこの線を、頭のモデルとして借りる価値があるほどはっきり分けています。Win + H の音声入力はディクテーションだけ。Win + Ctrl + S のVoice Accessはシステム全体を操作し、ディクテーションもできます。パソコンに話したいと検索する大半の人は前者を求めており、フォーラム回答で後者を勧められ、画面の要素に番号が付く理由がわからなくなります。
始める前に知っておくこと
標準でも有料でも、ほぼすべてのディクテーションは、テキスト欄にカーソルがある状態でしか始まりません。言葉の置き場がないからです。ショートカットがまったく反応しないように見えたら、ほかを疑う前にテキスト欄をクリックしてやり直してください。
大きく三つのやり方があります。OSに組み込まれた機能、ブラウザタブで口述するWebサイト、専用アプリです。生の精度より、最初にほとんど確認されない二点、つまり文字がどこに入るか、着地後に整形できるか、で差がつきます。
| ツール | トリガー | 入力先 | オフライン | 書式 |
|---|---|---|---|---|
Windows音声入力 | Win + H | Windowsの任意のテキスト欄 | いいえ、インターネット必須 | 自動句読点のみ |
macOSディクテーション | マイクキー、またはコントロール2回 | macOSの任意のテキスト欄 | はい、短い区間はオンデバイス | 自動句読点のみ |
ChromeOS音声入力 | 検索 + D | ChromeOSの任意のテキスト欄 | はい、言語ダウンロード後 | 自動句読点のみ |
SpeechTexter | タブ内のマイクをクリック | 自前のエディタのみ | いいえ、ブラウザベース | 発話による句読点コマンド |
Speechnotes | タブ内のマイクをクリック | 自前のエディタのみ | いいえ、ブラウザベース | 発話による句読点コマンド |
BlabbyAI | Ctrl + Space、再割り当て可 | Windowsの任意アプリ、Chromeの任意欄 | いいえ、クラウドベース | カスタムモードで整形 |
「入力先」列が、大半の選択を決めます。標準機能とデスクトップアプリはマシン上のどこにでも文字を置けます。Webサイトは自前のエディタしか埋められないので、そこで口述してからコピーします。一度なら問題なく、1日40回だとうんざりします。

Windows 10とWindows 11のどちらにもディクテーションが同梱され、ゼロから動かすいちばん速い道です。バージョン間でMicrosoftが名前を変えたため、「入っているのか」と迷う人がいます。Windows 10ではディクテーション、Windows 11では同じ機能を音声入力と呼びます。一つのツール、二つの名前、同じショートカットです。
先にテキスト欄をクリック
文書、メール本文、ブラウザの検索欄、入力できるものなら何でも。Windowsは文字の置き場がないとバーを開かず、ショートカットが壊れているように見えるいちばん多い理由です。
Win + H を押す
画面下部付近に音声入力バーが現れます。タッチスクリーンなら、画面タッチキーボードのマイクキーをタップしても使えます。
聞き取り中と表示されるまで待つ
早すぎると、文頭の一語が欠ける、あるいは二重に入ることがよくあります。
ふつうの速さで話す
遅くしたり、過度に明瞭にしすぎないでください。現代の認識は丁寧すぎる発話より自然な発話の方がうまく、大げさにすると精度は上がらず下がることが多いです。

Win+Hの音声入力バー。無料で常に使え、言葉は話したとおりに入ります。出典: Windows 11。
その場で自動句読点をオンにしてください。バーの歯車から設定が開き、言い回しと間から読点や句点を付けます。オフだと句読点をすべて声で言う必要があり、一文二文を超えると消耗します。
Windowsで最初にぶつかる限界
音声入力はクラウドベースです。Microsoftの文書ではインターネット接続が必要とされ、飛行機や切断された回線では完全に止まります。もう一つのWindows音声ツールであるVoice Accessはデバイス上で動き、そのまま使えます。移動中に口述するなら、その一行がどちらを使うかを決めます。

macOSにはシステム設定、キーボード、ディクテーションの順で組み込みがあります。オンにするとショートカットが付き、新しいキーボードではマイクキー、古い機種では control を2回です。テキスト欄にカーソルを置き、起動して話します。
Windowsに対する本物の利点は、プライバシーと耐障害性です。AppleシリコンのMacは短い区間をオンデバイスで認識するので、音声がマシンを出ず、接続なしでもディクテーションが続きます。機微な内容を扱うなら、マーケティングではなく実質の差であり、自分のツールがどちら側かを知っておく価値があります。
Macの読者向け、次に続くことへの注記
macOSでは BlabbyAIの Chrome拡張が動きます。macOS上のChromeで、ブラウザ内で書くものすべてをカバーします。Gmail、Googleドキュメント、Notion、Slack、Linear、任意のWebフォームです。タイピングの大半がブラウザタブなら、その仕事はそれで足ります。インストールは拡張だけで、教えたカスタム表記も整形モードもそのまま使えます。

ChromeOSにはユーザー補助設定の音声入力があります。音声入力をオンにし、テキスト欄にカーソルを置いて 検索 + D を押します。初回に言語モデルをダウンロードするので、その後はオフラインでも動き、Windows音声入力より一歩進んでいます。設定方法と限界は Chromebookの音声入力 で詳しく解説しています。
会社や学校に管理されたパソコンなら、このカテゴリが重要です。ロックダウンされたマシンではデスクトップアプリをまったく入れられないことが多く、精度や価格の話に入る前に大半のディクテーションが除外されます。ブラウザ内で動くものだけが残ります。口述するWebサイトか、ブラウザ拡張です。


どちらもタブで開き、マイクをクリックして話し始める無料サイトです。インストールもアカウントも不要で、「コンマ」や「新しい段落」と言って記号や改行を入れる発話コマンドに対応します。SpeechTexterは70以上の言語対応をうたっています。一度きりのテキスト塊には十分です。

SpeechTexterはブラウザタブで動き、右に発話コマンド一覧があります。左の広告レールにも注目。出典: SpeechTexter。
構造上の限界は両方とも同じで、品質の話ではありません。自前のエディタ窓にしか入力せず、それ以外には届きません。メール、文書、チケット、チャットに入れたい文は、すべてコピーして貼り付けます。その往復が、やがて使わなくなる理由の全部です。最初の段落では見えず、40段落目では腹が立ちます。
上のどのツールも、言葉の大半は正しく取ります。話す方がタイピングより速く、日本語ではかな漢字変換がない分その差がさらに開くので、生の取り込み自体は本物の勝ちです。ディクテーションをやめる理由は、ほとんど文字起こしそのものではありません。そのあとやることです。
| 何がうまくいかないか | 標準機能が直せない理由 |
|---|---|
| 名前と専門語が間違う | 汎用認識はあなたの語彙を知らず、標準機能に教える手段もありません。 |
| 出力に形がない | 自動句読点までで終わり。段落、リスト、見出し、トーンの変更はありません。 |
| トリガーが固定 | WindowsはWin+Hを別キーに移せません。押しにくければ、ずっと押しにくいです。 |
| コマンドは閉じたリスト | ベンダーが用意していないフレーズは、従わずに文書へ文字どおり入力されます。 |
いちばん高くつくのは最初の行です。汎用の文字起こしは、同僚の姓の綴りも、製品名も、業界の略語も知りません。標準機能はどれもカスタム辞書を受け付けないので、今日間違えた語は毎日間違い、毎回手で直します。
標準機能が入力する内容
マーカスさんちょっとアップデートデプロイが木曜日にずれましたマイグレーションでロールバックが必要だったんですスプリント目標はまだ達成できるはず午後に修正したタイムラインを送ります
メールモードが入力する内容
マーカスさん
ちょっとしたアップデートです。デプロイが木曜日にずれました。マイグレーションでロールバックが必要だったためです。スプリント目標はまだ達成できるはずです。
午後に修正したタイムラインを送ります。
両パネルは同じ一文で、一度話しただけです。違いは、テキスト欄に着地する前に文字起こしを処理するものがあるかどうかです。その処理ステップは、標準ディクテーションにはなく、後から足すこともできません。

BlabbyAIは、手直しこそが本番の問題だという前提で作られたディクテーションツールです。Whisper large v3 turbo上で動き、「パソコン」の意味が人によって違うため二形態があります。 Windowsデスクトップアプリ は Ctrl + Space で任意のアプリへシステム全体に入力します。 Chrome拡張 はWindows、macOS、ChromeOSいずれのブラウザでも動き、拡張以外のインストールは不要です。

Chrome拡張は入力中の欄の横に小さなバブルを置き、ここでは言語メニューが開いています。マシン本体へのインストールは不要です。
書式の問題に答えるのがカスタムモードです。モードは、文字が入力される前に文字起こしへ走る書かれた指示です。平易な日本語(または英語)で一度書き、ショートカットを割り当てると、そのショートカットはその形で口述します。BlabbyにはGrammar Correction、Translate to English、Emailが同梱され、自分でも書けます。

モードは平易な指示とモデルの組み合わせです。この例は話したメモをフォーマルなメールにします。
指示が固定機能一覧ではなく自由文なので、標準機能がハードコードして制限する音声コマンドもカバーします。「『新しい段落』と言ったら、その語を書かず実際の段落区切りを入れる」と書けば、それがコマンドになります。箇条書き、直前の文の削除、太字で囲むのも同じです。他人のリストを覚えるのではなく、自分が実際に言う語彙を定義します。
カスタム表記は一度教えれば十分
名前、製品語、略語を自分の書き方にします。言語設定で一度入れると、その後の録音すべてに適用され、標準機能が埋めない穴です。
自分で選ぶショートカット
トリガーの初期値はCtrl+Spaceで、モードごとのショートカットも含め再割り当てできます。WindowsはWin+Hを一切動かせません。

ショートカット設定。モードごとの別バインドも含みます。WindowsのWin+Hはまったく再割り当てできません。
WindowsにはHistoryもあり、話し終えた瞬間、文字起こしが始まる前にすべての録音を自分のディスクへ書き込みます。文字起こしが失敗してもネットワークが落ちても、音声は残り、あとから別モードで再実行できます。そのデータはマシン上に留まります。Blabbyは自動検出付きで90以上の言語に対応し、ゼロデータ保持ポリシーのもとで動作します。
料金
無料枠は週60クレジット、おおよそ2,000語で、カード不要です。無制限は月$8.49。最新の詳細は 料金 を参照してください。
すでに持っているものから始めてください。週に短いメッセージを数通口述するだけなら、OS標準機能で本当に足り、何かを足すのは無駄です。Win + H、またはMacのマイクキーを押して、仕事に戻ってください。
ディクテーションがたまにやる作業ではなく、働き方の一部になると絵が変わります。1日1時間になると、手直し表の四つの問題は煩わしさではなく、節約したつもりだった時間の大半になります。そこで専用ツールが元を取り、自分がその線のどちらかを正直に見る価値があります。
標準機能のままでよい場合
たまに口述し、言語は一つ、日常語彙で、手での整えも苦にならないとき。無料で、すでに入っています。
専用ツールへ移る場合
毎日口述し、仕事の名前と専門語が壊れ、着地時点で整形が欲しい、または一つのエディタではなくすべてのアプリで動かしたいとき。
もう一つ実用的なフィルタがあります。ほかすべてに優先します。マシンが何のインストールを許すかです。管理された仕事用ノートPCでは、しばしば決断は先に決まっており、その制約を生き残るのはブラウザ拡張です。自分のWindowsマシンなら、デスクトップアプリはシステムのどのアプリにも届き、ブラウザツールは定義上それができません。
Add to Chrome英語圏のディクテーション記事は「タイピングより速い」と書きますが、日本語ではその前提がもう一段強くなります。日本語のキーボード入力は、かなを打ってから漢字に変換するという二段構えで、英語のように打った文字がそのまま確定しません。変換候補を選ぶ操作が、一文ごとに何度も入ります。
数字で見ると差がはっきりします。登本洋子・高橋純・堀田龍也「高校生のPC・スマートフォンの文字入力の速さに関する調査」(日本教育工学会論文誌、2021年)は、高校生の入力速度を実測して 「1分間あたりの文字入力数の平均はPCのキーボード33.4文字,スマートフォン59.2文字」 と報告しています。1分あたり33.4文字は、原稿用紙1枚(400字)に12分かかる速度です。話す方が速いことは、体感ではなく構造の問題です。
ディクテーションには変換操作がありません。話した内容がそのまま漢字かな交じり文になって届くので、かな入力と変換候補の選択という工程自体が消えます。日本語話者にとって、ディクテーションの利点は英語話者より大きいと言えます。
Windowsには音声で文字を入力する機能が二つあり、日本語ではどちらも使えます。混同されがちですが、設計思想がまったく違います。いちばん大きな差はネット接続の要否です。
| 比較項目 | Windows音声入力(Win+H) | Voice Access(音声アクセス) | BlabbyAI |
|---|---|---|---|
| 起動 | Win + H、変更不可 | Win + Ctrl + S | Ctrl + Space、再割り当て可 |
| 認識の場所 | クラウド(Azure Speech サービス) | 端末上(オンデバイス) | クラウド、ゼロデータ保持。Historyの音声は自分のPCにローカル保存 |
| 日本語 | 対応 | 対応 | 対応、90以上の言語を自動判別 |
| 独自の単語登録 | Microsoftは機能を文書化していない | 可、設定の「Add to vocabulary」から | 可、言語ごとにカスタム表記を登録 |
| 着地時の整形 | 自動句読点のみ | 自動句読点のみ | 可、モードでメールや箇条書きに整形 |
| 入力先 | Windowsの任意のテキスト欄 | Windowsの任意のテキスト欄 | Windowsの任意アプリ、Chrome拡張ならMacやChromeOSでも |
Microsoftの日本語ヘルプは、Win+Hについて 「音声入力では、Azure Speech サービスを利用したオンライン音声認識が使用されます。」 と明記し、さらに 「音声入力を使用するには、インターネットに接続し、マイクを動作させ、テキスト ボックスにカーソルを置く必要があります。」 と書いています(Microsoftサポート、2026年9月9日確認)。機内やネットの不安定な場所でWin+Hが黙るのは不具合ではなく仕様です。
Voice Accessが効くのは一点
機内など完全にオフラインで書く必要があるとき。音声でPC操作もできます。Windows 11のバージョン22H2以降が必要で、整形はしません。
BlabbyAIが埋めるのは残り
教えた表記どおりに書き、着地時点でメールや箇条書きに整形し、Windowsの任意アプリとChromeの任意欄で同じキー操作が使えます。ショートカットも再割り当てできます。
なお、旧来の「Windows 音声認識」はMicrosoftが2023年12月に非推奨と発表し、開発を終了してVoice Accessに置き換えています。これから設定する理由はありません。
なお、話しながら文法や言い淀みを整えるMicrosoftの「Fluid dictation」は、Copilot+ PC限定かつ英語ロケール限定です。日本語で書いている限り、この機能は届きません。整形まで求めるなら、そこは標準機能の外側になります。 BlabbyAI は90以上の言語を自動判別し、言語ごとにカスタム表記を登録でき、「日本語で話して英語で書く」といったモードも同じショートカットで動きます。
ディクテーションの失敗は少数の原因に集まります。頻度の偏りが大きいので、この順で確認する価値があります。
問題が特定のアプリだけなら、よくあるケースを詳しく歩いています。 音声入力が動かない、 Wordのディクテーション、 Googleドキュメントの音声入力。
できます。いまの主要OSなら、何もインストールせずに使えます。Windowsではテキスト欄にカーソルを置いた状態でWindowsロゴキーとHを押すと、音声入力バーが現れます。Macではキーボード設定のディクテーション用ショートカットを押し、機種によってマイクキー、またはコントロールを2回です。Chromebookではユーザー補助で音声入力をオンにし、検索プラスDを押します。いずれもカーソルがある欄に入力され、無料で、アカウントも不要です。差が出るのはそのあとです。名前や専門語の精度、文字起こしのままか整形できるか、です。BlabbyAIはWhisper large v3 turbo上で動き、教えた表記を覚え、着地時点でメールやきれいなメモに整形します。Windowsアプリと、Windows・macOS・ChromeOSで動くChrome拡張があり、週60クレジットの無料枠はカード不要です。
すでにOSに入っている機能を使ってください。費用はゼロで、いつでも使えます。Windows 10と11はWin+Hの音声入力、macOSはシステム設定、キーボード、ディクテーション、ChromeOSはユーザー補助の音声入力で検索+Dです。標準機能を使いたくない場合、SpeechTexterやSpeechnotesのようなブラウザツールはタブ内だけで動き、インストール不要ですが、作業中のアプリではなく、そのエディタ窓にしか入力しません。BlabbyAIにも週60クレジット(おおよそ2,000語)の無料枠があり、カード不要です。
OSによって違います。Windows 10とWindows 11はWindowsロゴキープラスHです。macOSはシステム設定のキーボードとディクテーションで設定した組み合わせで、新しいキーボードではマイクキー、古い機種ではコントロールを2回が初期値です。ChromeOSはユーザー補助で音声入力をオンにしたあと、検索プラスDです。WindowsはWin+Hを別の組み合わせに変更できず、押しにくいと感じる人からの不満はよくあります。サードパーティのディクテーションツールはだいたい再割り当てできます。BlabbyAIの初期値はCtrl+Spaceで、ショートカット設定から変更できます。
この順で確認してください。第一に、カーソルが本当にテキスト欄の中にあるか。標準のディクテーションは入力先がないと開かず、これが圧倒的に多い原因です。第二に、インターネット接続。Windows音声入力はクラウドベースで、接続が切れると完全に止まります。第三に、正しいマイクが既定の入力になっているか、プライバシー設定でマイク許可が出ているか。第四に、リモートデスクトップや仮想マシン内だと、ホストOSがショートカットを見る前にセッションが横取りすることが多いです。バーは開くのに言葉が出ない場合、機能そのものよりマイク選択がほぼ原因です。
静かな部屋でのはっきりした会話調の発話ではそれなりに正確で、固有名詞、専門語、業界用語、アクセントのある話し方では明らかに弱くなります。バグというより構造の問題です。汎用の文字起こしで、仕事固有の名前や製品語、略語を知らず、教える手段もありません。今日間違えた名前は毎日間違えます。専用ディクテーションツールが競うのはまさにここです。BlabbyAIはWhisper large v3 turbo上で動き、カスタム表記に対応するので、用語の書き方を一度教えればその後は合わせます。
標準機能はほとんどの場所で動きますが、万能ではありません。フォーカスのある標準テキスト欄に入力するので、Word、Outlook、Chrome、Slack、Notion、大半のデスクトップとWebアプリをカバーします。失敗しやすいのは、OSが想定する形でフォーカスを報告しない独自テキスト欄を描くソフトで、古いデスクトップアプリ、一部のリモートデスクトップやVMセッション、ロックダウンされた業務ソフトに多いです。ブラウザベースのディクテーションは逆で、ブラウザ内は安定し、外には届きません。ソフトインストールが許されない管理PCでは、ブラウザ拡張がその制約を抜けやすい現実的な答えになります。
音声入力(ディクテーション)は、話した内容をテキスト欄の文字にします。音声コマンドはPCそのものを操作するので、「Chromeを開く」「保存をクリック」「下にスクロール」と言えば、入力ではなく動作します。Windowsはこの線をはっきり分けています。Win+Hの音声入力はディクテーションだけ、Win+Ctrl+SのVoice Accessはシステム全体の操作に加えディクテーションもできます。実用上の違いは、どちら向けに作られているかです。速く書きたいならディクテーションです。キーボードもマウスも使いにくいなら、音声操作ツールがその用途向けです。BlabbyAIを含む大半のディクテーションツールは文字を書き、ボタンをクリックしたりフォームを送信したりはしません。
句読点ははい、構造はほぼいいえです。Windows音声入力はバーの歯車から自動句読点をオンにでき、macOSも最近のバージョンでは自動で句読点を付け、どちらも素直な文ではそれなりにうまく働きます。標準機能がしないのは構造的な書式です。段落分け、箇条書き、見出し、番号付き手順は出ず、話し方のトーンも変わりません。句読点付きの連続した文が得られるだけで、チャットには十分、メールや文書には扱いにくいです。AI処理のあるツールは違います。BlabbyAIのモードは、同じキー操作で文字起こしをメールやきれいな箇条書きメモに整形します。
認識がどこで行われるかだけにかかります。クラウドベースのディクテーションは音声をサーバーに送り、Windows音声入力も含まれます。Microsoftはまさにその理由でインターネット接続が必要だと文書化しています。端末上の認識は音声をマシン内に留めます。macOSのディクテーションはAppleシリコンで短い区間をオンデバイス実行し、WindowsのVoice Accessは言語モデルのダウンロード後にローカル処理します。機密を口述するなら、マーケティング文言よりこの区別を確認する価値があります。BlabbyAIはクラウドベースでゼロデータ保持ポリシーのもとで動き、History機能は音声をアップロードせず自分のマシンにローカル保存します。
毎日書く仕事なら、BlabbyAIがいちばん実用的です。Whisper large v3 turbo上で動き、Windowsの任意アプリとChromeの任意欄に入力し、教えた表記を覚え、同じキー操作でメールやきれいなメモに整形します。週60クレジットの無料枠があり、無制限は月$8.49、カード不要で試せます。標準機能との差が出るのは次の四点です。仕事固有の名前と用語の精度、表記を教えられるか、形のないテキストの壁のまま届くか、トリガーショートカットを変えられるか。1日1時間口述するなら、本当のコストはタイピングではなくその手直しであり、標準機能はそこを埋めません。週に数通の短いメッセージだけなら、Win+Hのままでも間に合います。
対応しています。Microsoftの日本語ヘルプは、Windows 11の音声入力がサポートする言語の一覧に日本語を挙げています。使い方も同じで、テキスト欄にカーソルを置いてからWindowsロゴキーとHを押すだけです。ただし対応言語の一覧はMicrosoftが随時入れ替えるため、正確な対応言語数は変動します。日本語が含まれること自体は、Microsoftのサポートページで確認できます。
使えません。Microsoftのサポートページは「音声入力では、Azure Speech サービスを利用したオンライン音声認識が使用されます。」と明記し、「音声入力を使用するには、インターネットに接続し、マイクを動作させ、テキスト ボックスにカーソルを置く必要があります。」と書いています。つまりWin+Hはクラウド処理で、接続が切れると完全に止まります。完全なオフライン動作だけが条件なら、端末上で認識するVoice Access(音声アクセス)がその一点を満たします。ただし整形もカスタム表記も付いてきません。BlabbyAIもクラウドで動きますが、ゼロデータ保持ポリシーのもとで動作し、History機能の音声は自分のPCにローカル保存され、教えた表記どおりに書き、同じキー操作でメールやきれいなメモに整形します。週60クレジット無料、カード不要です。
使えます。Microsoftのセットアップページが挙げる対応言語に日本語が含まれています。Voice AccessはWin+Hと違って端末上で認識するため、オフラインでも動き、設定の「Add to vocabulary」から独自の単語を辞書に登録できます。起動はWindowsキーとCtrlとSで、Windows 11のバージョン22H2以降が必要です。なお、Microsoftの一部のページには古い「英語のみ」という記述が残っていますが、Voice Access自体のセットアップページが日本語対応を示しています。Voice Accessがしないのは着地時点の整形です。話した内容を段落や箇条書き、メールの体裁に変えるところは埋まりません。BlabbyAIは言語ごとのカスタム表記に加えてその整形を同じキー操作で行い、Windowsの任意アプリとChromeの任意欄で動きます。
日本語のキーボード入力は、かなを打ってから漢字に変換する二段構えで、英語のように打った文字がそのまま確定しません。実測値として、登本洋子・高橋純・堀田龍也「高校生のPC・スマートフォンの文字入力の速さに関する調査」(日本教育工学会論文誌、2021年)は「1分間あたりの文字入力数の平均はPCのキーボード33.4文字,スマートフォン59.2文字」と報告しています。1分33.4文字は原稿用紙1枚に12分かかる速度です。ディクテーションには変換操作そのものがなく、話した内容が漢字かな交じり文で届くため、日本語話者にとっての利点は英語話者より大きくなります。BlabbyAIは90以上の言語を自動判別し、日本語の固有名詞や社内用語もカスタム表記として登録できるので、変換だけでなく用語の直しも減ります。
Microsoftは2023年12月にWindows 音声認識(Windows Speech Recognition)を非推奨と発表し、開発を終了しています。Microsoft Learnの非推奨機能一覧は「この機能はVoice Accessに置き換えられます」と記しており、Voice AccessはWindows 11のバージョン22H2以降で利用できます。非推奨は削除とは違うので当面は残りますが、これから設定する理由はありません。音声でPCを操作したいならVoice Access、文字を入力したいだけならWin+Hを使ってください。
ツールと用語の詳細は、 ディクテーションソフト と 音声テキスト変換 のガイドも参照してください。
自分の一日のタイピングで試す
毎週60クレジット、カード不要、アカウント設定も不要。すでに使っているアプリで使い、手直しがどれだけ消えるか見てください。